フサフサしたあの黒髪は何処に行った?

21/12/2019 オフ 投稿者: haredo

今から30年ほど前の30代の頃、ある日、職場に行くと、紫色がかった髪の50代の男性が机に向かって仕事をしていた。最初は不審な男がいると思い、用心深く近づくと上司だった。いつもの黒髪を洗髪でもしたのか、その後のアフターケアーを忘れて髪が紫色に変色していたのだった。驚きをもって朝の挨拶をした記憶が忘れられない。
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そうして周りを見渡すと、みんな黒々した髪をしているのではないことに気づき始めた。いつも七三にきちっと分けていると思っていた人は、若禿を隠すために、ずっと以前からヘアーピースを付けているのだった。

私は20代から30代の頃は細くて艶やかな黒髪だったので、白髪や禿になるなんて考えもしなかった。40歳を過ぎ50歳に差し掛かる頃、同世代の同僚は次第に髪が白くなり少しずつ毛染めを使い始めていたが、自分だけはフサフサした黒髪だと思い込んでいた。定年まで5年を切った頃、白髪が一気に増え始めた。仕事がハード過ぎて、自分の髪を構うことを忘れていた。その白髪をどうしようか考えているうちに、白さだけではなく頭皮が目立ち始めた。いわゆる禿に近づいてきた。時すでに遅しではあるが、髪型を左分けから右分けにしたりしながら鏡をのぞき込んでいた。

ある日、テレビを見ていると50歳過ぎの落語家が剥げてきた髪を金髪にして、さらに左右の髪を真ん中に集めて、ポマードかヘアジェルかで垂直に立てていた。だれでも若い頃のフサフサした髪を取り戻したいのだと思った。

60歳になった今、ヘアーピースでもあるまいと思うが、やはり容姿は気になり薄い髪を中央に集めて禿が見えないように髪を短くして中央に寄せたり、顎髭を生やして目線が髪にいかないようになどと、虚しい努力をしている。